燃油サーチャージとは?その疑問を徹底解説!

燃油サーチャージを徹底解説 Uncategorized

海外旅行に必須な航空券ですが、
その代金が燃油サーチャージのために高くなっていることってありませんか?
この記事では燃油サーチャージとは一体なんなのか徹底解説します。



燃油サーチャージとは原油価格で変動する追加料金

燃料価格は外的要因で変動

飛行機が飛ぶためには燃料が必要不可欠です。車でいうガソリン、人間でいう食糧ですね。

その燃料の元である原油はサウジアラビアやアラブ、イランのような原油生産国で採取されます。

なので原油生産国で戦争やテロが起きたり原油の需要が高まったりすると原油価格が高騰します。

以下が近年起きた、原油価格が高騰した事例です。

✔︎第1次オイルショック(1973) … 第4次中東戦争に伴う原油価格の高騰
✔︎第2次オイルショック(1979) … イラン革命を発端とする原油価格の高騰
✔︎湾岸戦争(1991) … イラクがクウェートを侵略して生じた原油価格の高騰

これらの時期はガソリンやプラスチックを含む石油製品が急激に値上がりしました。

このように原油は、社会情勢や需要などの外的要因で価格が変動し、

日本のような石油を輸入に頼っている石油消費国はその影響を大きく受けてしまうのです。

航空会社が燃料代を賄えなくなった

原油の価格が変動して打撃を受けるのは、航空や海運、陸運などの運送業です。

これらの業界は原油から出来た燃料で貨物を動かしているので、原油の価格が高騰すれば貨物を動かす費用もそれだけ上がってしまうからです。

そしてこれまでの原油価格の高騰を受けて、航空会社が燃料代を賄えきれなくなりました。

その結果、国際航空運送協会(IATA)が燃油サーチャージ制度を2001年から導入しました。

燃油サーチャージ代の一部は乗客から徴収

燃油サーチャージは正式に燃油特別付加運賃と言われ、運賃以外に徴収される料金のことです。

原油価格の高騰によって航空会社が賄いきれなくなった運賃を乗客にも負担してもらおうということですね。

これは必ず支払わなければいけない訳ではなく、航空会社によって異なるので下で説明します。

また、航空費に燃油サーチャージが含まれている場合と別料金の場合があり、

航空費が安いと思ったら燃油サーチャージ代で高くなる場合もあるので確認が必要です。

渡航先と航空会社別の燃油サーチャージ料

上述したように燃油サーチャージ料は航空会社によって異なり、必ず払うという訳でもないです。

以下が主要な渡航先と航空会社別の燃油サーチャージ料です。

渡航先 航空会社 燃油サーチャージ料金
アメリカ
全日空 21,000円
日本航空 21,000円
デルタ航空 21,000円
ユナイテッド航空 21,000円
ハワイアン航空 21,000円
中国
全日空 5,000円
日本航空 5,000円
中国国際航空 5,000円
深圳航空 5,000円
ジェットスタージャパン 0円
韓国
全日空 1,000円
日本航空 1,000円
大韓航空 1,600円
アシアナ航空 1,600円
エアプサン 1,600円
台湾
全日空 5,000円
日本航空 5,000円
チャイナエアライン 5,000円
エバー航空 5,000円
スクート航空 0円
タイ
全日空 9,000円
日本航空 9,000円
タイ国際航空 62ドル
タイエアアジアエックス 0円
タイライオンエア 0円

LCCでは燃油サーチャージ代を徴収しないところもあります。

しかし預け入れ荷物や機内持ち込み手荷物の制限が厳しかったり追加料金が掛かったりと、

燃油サーチャージ以外で料金が発生することよくあるので、自分が乗る航空会社の確認が必要です。

まとめ

航空費を地味に圧迫する燃油サーチャージですが、

飛行機の燃料である原油価格の変動によって生じる乗客への追加料金ということですね!

上述ように世界情勢によって原油価格は変化し、航空費も変動するので、

また新着を更新できればと思います。

ご覧いただきありがとうございました。




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