「日記を始めてみたいけど、いまいちメリットがわからない」
そんなあなたに、日記を10年以上続けている私が、
日記を書くことで得られるメリットやデメリット、挫折しない始め方をご紹介します。
日記をつけるメリット
① 人生の思い出やイベントを忘れない
人生は、歳を重ねるごとに色んな思い出ができて、入学や就職など人生の色んなイベントが起き、あなたの人生を彩っていきます。
しかし時間が経てば過去のことはどうしても忘れてしまいます。それって悲しくないですか?
日記をつけることであなたの人生の思い出やイベントは色褪せることはありません。
写真や動画のように人生を記録として残すことができるのです。
② 老後に日記を読み返す楽しみができる
日記をつけ始めると日々の出来事が記録として残り、自分専用の歴史本ができます。
世界に一つしかない自分だけの日記です。
老後に、今日まで自分がどんな日々を、何を思って過ごしてきたのか、自分の人生を読み返すという新しい楽しみができます。
③ 自分の人生が物語化する
「島耕作」という漫画をご存知でしょうか。サラリーマンの島耕作が課長、部長、取締役と出世していき、漫画の題名も「社長島耕作」みたいにその肩書きごとに進んでいく物語です。
日記も、高校生編、大学生編、社会人編…、と当時の自分の肩書きを日記のタイトルにすることで、
自分の人生が進んでいく面白さがあります。
日記はリアルタイムで進行する自分が主人公の物語です。どんな内容になるかは自分の行動次第という意識が芽生えるので、日々の過ごし方が受動的になっていきます。
④ 少数派になり、面接や就活で有利に働く
日記をつけている人は少ないですし、10年も続けている人はほとんどいないです。つまり日記をつけるだけで少数派になれます。
編集者やライターの倍率の高いアルバイトも、面接に日記を持っていくことで人事と意気投合して通過しました。
就職や転職のときも、日記を何年もつけている事実を、継続力の裏付けとして自己PRすることで希望していた会社に入ることができました。
⑤ 継続力、習慣にする力が身に付く
「継続は力なり」という言葉があるように、何かをやり続けたり、習慣にするのはもはやスキルです。
日記をつけることで養われる継続力や習慣にする力は、何にでも応用できる最強のスキルになります。
私は日記で得た継続力で、勉強や朝活を習慣にすることで仕事に活き、趣味が増え、人生が楽しくなりました。
⑥ 文章力、語彙力、伝える力が身に付く
1日の出来事や感じたことをまとめて文章に起こすというのは、慣れるまでは意外と難しいかもしれません。
とはいえ、よっぽどアクティブな人でない限り、日記につける内容は似たようなものになります。
「仕事が忙しかった」といった1日も「○○の案件が、△△したせいで忙しかった」と具体的になり、
その過程で文章力と語彙力が自然と身についていきます。
それは仕事や日常会話などあらゆる人間関係で必要な「伝える力」の基礎になります。
⑦ 書いて吐き出すことで気持ちの整理がつく
悩みや不安を誰かに聞いてもらい、気持ちが楽になった経験があるかと思います。
聞いてもらう場合は相手が必要ですが、文章に書いて吐き出すことは自分ひとりでも可能です。
文章を書くことで気持ちが整理されますし、自分の興味や将来も見えやすくなります。
日記をつけるデメリット
① 書く時間の確保が難しい
私の場合、1日の内容を書くのに5〜10分ほどかかり、行数はその日によりますが5行〜20行ほどです。
何かイベントがあった日だと30分以上かかり1〜2ページ使うこともあります。
また、寝る前に書くので、疲れていると面倒なときもあります。そんな時は翌日に書き溜めします。
② 見られると恥ずかしい
デジタルではなく紙のノートに日記をつけているので、引き出しや本棚にノートを置いています。
そうなると家族などの同居人や遊びに来た友人に見られる可能性があります。
私は友人に日記をつけていると話しているので、日記のある家にはなかなか呼びづらくなってしまいました(笑)
③ 継続が難しい
何かを興味のあるものを始めたものの、それを継続できなかった経験はありませんか?
気にすることはありません。始めるよりも継続する方が難しいのです。
継続の難しさがデメリットである反面、日記は継続力を身につける練習にもなるのです。
日記の始め方
日記をつけるメリット・デメリットがわかり、あなたも日記に興味を持ったのではないでしょうか?
ここでは日記の始め方をご紹介します。
ノートとペンは少し良いものを用意する
日記を始めるには最低限、ノートとペンが必要です。
以下のような普通の大学ノートやボールペン(シャーペンも可)でも良いですが、
個人的には少し良いノートやペンを使うのがオススメです。
毎夜の日記をつける時間が楽しみになりますし、読み返すときもワクワクします。
そういうポジティブな感情が日記を継続するポイントになります。
寝る前に書く。無理なら書き溜めOK
日記をつけるタイミングは、1日を振り返れる寝る前が良いです。
しかし誰かと宿泊や忙しすぎるなど、寝る前に書けないこともあるでしょう。
そんな時は無理に当日中に書く必要はなく、翌日や予定が落ち着いた後にまとめて書きましょう。
ルールや縛りを作らない
「1日5行以上」や「色んな単語を使う」などのルールや「絶対毎日書く」などの縛りは要りません。
私も最初は「今日は〇〇と会った。楽しかった。」「今日はバイトで疲れた。」のような繰り返しでしたし、
受験期は勉強に専念したかったし、それ以外書くことがなく、日記をつけていない期間もありました。
変にルールや縛りをつけないで自由に書いたから10年以上も続けることが出来ているのです。
日記はメリットだらけ。今日から始めましょう
日記のメリットとデメリット、そして始め方をご紹介しました。
日記をつけることで得られるものはたくさんあるけど、失うものはほとんどありません。
それによって得られた継続力や文章力は、仕事や趣味にも確実に活きてきます。
始めるのは簡単です。まずはノートとペンを用意するだけです。
お読み頂きありがとうございました。
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